Q. PCR検査は70%くらいしか陽性が出ないというのは本当ですか?
A. はい、一般的には70%の感度と言われております。ただし本検査は、偽陰性(陽性の可能性があるかもしれないが陰性と出た結果)を少なくするための検査手法を採用しておりますので、70%以上の感度を目指しています。また、感染した経過日数により、陽性か陰性かの状態が異なります。(体内にウイルスがあるものの採取した検体にウィルスが乗っていないことや、ウイルスが配列を変えてしまうことで検出されない場合もあると言われています)
Q. 現在妊娠中ですが、検査を受けることはできますか?
A. お受けいただけます。
Q. 検査キットの使用期限はありますか?
A. 4カ月が使用期限となります。キット外箱の側面に記載してございます。
Q. 検査(唾液)を採取したのですが、少し血が混じってしまいました。返送して問題ないでしょうか?
A. 検査はお受けいただけますので、そのまま投函してください。ただし、出血に関しては、最寄りの医療機関を受診ください。
Q. 検査結果の信頼性は?
A. 厚生労働省の機関である国立感染症研究所による、医療機関向けに作成している検出マニュアルに準じて検査を行っています。
Q. 検査を採取する際の理想的な時間帯はありますか?
A. 最適な時間帯は特にありません。ご都合の良い時間帯に行ってください。ただし、食事や歯磨き、喫煙は、検査試料の採取1時間前までにお済ませください。
Q. PCR法とはどのような検査技術ですか?
A. PCRとはPolymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)の略で、DNAポリメラーゼというDNA合成酵素の働きを利用して、DNAを倍々に増幅する技術です。DNAは非常に小さく機械でも検出できませんが、PCR法を用いると、数十分から1時間余りでDNAを100万倍~数10兆倍にも増幅させることができるため、機械で検出できるようになります。PCR検査は、核酸検査の一つです。ウィルスに含まれる核酸には、DNA(デオキシリボ核酸)とRNA(リボ核酸)があります。新型コロナウィルスはRNAウィルスのため、この原理を応用することで検出します。
Q. このPCR検査の品質や精度を教えてもらえますか?
A. 品質につきましては、国立感染研究所のプロトコルに従って実施しております。また、偽陰性(陽性の可能性があるかもしれないが陰性と出た結果)をできる限り少なくなるような検査手法を採用しております。具体的には、アメリカCDCの定めたN1およびN2のほか、E領域のプローブプライマー(PCR試薬)を採用しています。プローブプライマーは、感染状況に応じて変更する可能性がありますが、国立感染研究所のプロトコルは準拠し続けていきます。
Q. 抗体検査と合わせてPCR検査をした方が良いでしょうか?
A. すべてを受けられるようでしたら、全ての検査をお受けいただくことをお勧めします。ただし、いま感染しているかを発見できる可能性が高いPCR検査を優先してお勧めいたします。
Q. 再検査になることはありますか?
A. はい。ご提出いただいた唾液検体の状態が検査に適さなかった可能性が考えられます。その場合、検査機関から新しい検査キットを再送いたしますので、唾液検体の再提出をお願いいたします。再検査は1回のみ無料です。
Q. 唾液検体採取から提出までの保存時間と保存方法は?
A. 唾液検体を採取しましたら、速やかに同梱の所定封筒でポスト投函してください。やむを得ずすぐに提出できない場合は冷暗所に保管し、できる限り早くポスト投函してください。
Q. 同じ検査を繰り返し受けることはできますか?
A. 繰り返しお受けください。2週間に一度のペースでお受けいただいている方もいらっしゃいます。出張だけでなく、ご家族様や周囲への配慮など、ご自身の安全な活動のために、継続して検査される方が増えています。定期的に検査を受けて確認していくことで、安全に経済活動を再開し、この状況の終息の解決策に繋げていけるよう、当院もできる限り迅速にお手伝いをさせていただきます。陰性の結果であっても、継続して日常生活の3密を避け、マスクを着用し、手洗いうがいをしっかり行ってください。
Q. 陽性が出たので、もう一度検査したいです。すぐに出来ますか?陽性が出たので、もう一度検査したいです。すぐに出来ますか?
A. はい、可能です。結果は変わらないかもしれませんが、検査自体は可能です。
Q. 変異型のニュースや偽陰性について心配です。
A. 感染病の検査に用いられるPCR検査は、常にウイルス特有の種類株や変異を感知することで検査精度が高まります。しかしながら、現状では、各国が独自のプライマーの採用指針を提示しており、同じ方の検体でも国の検査基準の違いにより、偽陰性や偽陽性につながる事が判明されています。国際社会及び経済発展の一環として、国境を超える人々の国際移動が開始する中、COVID-19の新たな種類株が発生した場合には、世界で統一されたStandard Universal Primer (国際標準化されたPCRのプライマーセット)の必要性が高まってくると考えられます。ネットで販売されている安価に入手できる検査キットと当院採用の検査キットを比較していただきたいのは、日本の国立感染症研究所がCOVID-19検査プロトコールに推奨しているプライマー JPN-N2に加え、米国CDC(Center for Disease Control)のCDC-N2・CDC-N1のプライマーを追加し、CHE領域も同時に検査、アルファ・ベータ・ガンマの変異株などに対応しているかが重要です。当院では、厳しい検査方法をとる衛生検査所で検査を行っているため、偽陰性のリスクをなるべく少なく提供しております。(現在のところデルタ株は確認できておりません)※本ページは、WHOが決定した、英国株はアルファ、南アフリカ株はベータ、ブラジル株はガンマ、インド株はデルタの新名称を使用しています。