しみにはさまざまな種類があります
種類に合った治療法が改善への早道!
大きく目立つしみ、こまかくたくさんあるしみ、盛り上がったしみなど、しみといっても種類も治療法もさまざまです。しみ治療で重要となるのは、見極めと選択とアフターケア。シロノクリニックはそのすべてにおいて、お一人おひとりに最適なご提案をいたします。
しみがなくなれば印象もグッと若返ります。
概要
紫外線の影響、加齢による新陳代謝の乱れにより、正しく排出されずに肌に滞留したメラニン色素を、しみと言います。しみにはさまざまな種類があり、種類や性質・濃さ・深さにより、最適な治療法の見極めが重要です。
しみだと思っていたものが、実際に診察するとしみではなく、正しくはあざや肝斑だった、というケースが少なくありません。間違ったレーザー治療器や光治療器の選択をしてしまうと効果がないどころか、あざや肝斑を悪化させてしまいかねません。
シロノクリニックでは、美容皮膚科の草分け、レーザー治療の草分けとして、さまざまな種類のしみに対応できるよう、レーザー治療器や光治療器を多種保有しています。また、しみ治療に関する知見を多数持ち合わせており、経験豊富な医師が、しみ一つひとつに対し最適な治療法を見極めて、皮膚のダメージを最小限に抑えながら治療を行います。しみの元となっているメラニンそのものの除去、メラニンを作り出すメラノサイト活性化の抑制など、あらゆる方面から攻めのアプローチを検討して根本的にしみを改善していきます。
しみの種類とは?
老人性色素斑(日光性色素斑)
老人性色素斑は、日光性黒子とも言われ、紫外線や加齢の影響で発現する茶色い色素斑です。早ければ20歳代から顔・手の甲・腕など日光(紫外線)にあたるところに出来る濃い褐色の境界明瞭なしみで、しみの多くはこのタイプが当てはまります。発生当初は薄い茶色をしていますが、次第に色濃くはっきりしていきます。しみの中では、レーザーや光治療の反応が良く、改善しやすいのが特徴です。顔の側面にできやすく、何年も経つと隆起してくる(盛り上がってくる)場合もあります。
治療方法
雀卵斑(そばかす)
雀卵斑(通称そばかす)は、鼻を中心に左右対称に点在する直径1~4㎜の小さい色素斑のことを言います。主に目の下、鼻周りに現れますが、手や背中、肩にもできることもあります。幼少期から思春期にかけて発生することが多く、遺伝的要因が大きいとされています。老人性色素斑などのような後天性のしみとは発現時期や要因は異なりますが、紫外線の影響で濃くなる場合があります。色白の人に多く見られ、再発しやすいのも特徴です。
治療方法
肝斑(かんぱん)
肝斑は、目の周囲を除いた頬の高い位置や額、鼻下、あごなどに左右対称で現れます。境界不明瞭で地図のような形状をしているのが特徴です。肝斑の発現は女性ホルモンが大きく関与しているといわれていますが、妊娠やピルの服用、心理的原因、肝機能障害、皮膚への過剰刺激、紫外線など、原因はさまざまです。肝斑は普通のしみに比べると厄介なしみで、改善するには時間も手間もかかります。
肝斑は炎症が起こると悪化するため、肝斑を悪化させない程度の弱い出力のレーザーで、丁寧に回数をかけて治療を行います。肌の中に滞留しているメラニンに対し、選択的にエネルギーを与えて少しずつメラニンを破壊して薄くしていきます。今ある肝斑にはレーザー治療、これからの肝斑を予防するためには内服薬と外用薬の服用により、根気よく治療を行っていくことが肝斑の早期解消に繋がります。
治療方法
Qスイッチヤグレーザー フォトシルクプラス ヤグレーザーピーリング 内服薬治療 外用薬治療
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
後天性真皮メラノサイト−シス(通称ADM)は、「成人になってから」頬や額の両側に現れ、しみのようにも見えるグレーから紫がかったあざです。あざと聞くと生まれつきあるものと思われがちですが、成人になってから発現する、雀卵斑(そばかす)より少し大きいくらいの大きさのあざがADMにあたります。ADMは他のしみとの区別が難しく、肝斑が混在するとさらに判別しにくくなります。しみと間違えて治療を行った場合、改善しない、濃くなる、費用がかかるなど、良いことは一つもありませんので的確な診断と治療が重要です。
治療方法
脂漏性角化症(老人性いぼ)
脂漏性角化症は、30歳代以降の男女の顔や体に現れてくるしみで、角質細胞の増殖により、いぼのように若干膨らんだしみが特徴です。紫外線や加齢が主な原因といわれています。老人性色素斑(日光性色素斑)と合併していることが多いです。
治療方法
色素沈着
皮膚は何らかのダメージを受けると炎症を起こし、炎症が強いとその後に色素沈着を残します。場合によっては長期間残存することがあり、その間に紫外線の影響を受けて濃くなる場合があります。
にきび跡の色素沈着やアトピー性皮膚炎後の色素沈着、傷跡や虫刺されによる色素沈着、レーザー治療後の色素沈着、ムダ毛の自己処理や制汗剤などの使用で肌荒れを起こしたワキの黒ずみ、摩擦や圧迫などによるお尻の黒ずみ、肘の黒ずみなど、さまざまです。
治療方法
Qスイッチヤグレーザー ヤグレーザーピーリング フォトシルクプラス ダイオードレーザー フラクセルレーザー リバースピール 内服薬治療 外用薬治療
しみの症例写真
ピンポイントのしみ治療について


施術の説明:しみ、そばかす、あざなどの原因となるメラニン色素を破壊する治療です。
施術の副作用(リスク):赤み、熱感、色素沈着、痒みなどの可能性があります。
施術の価格:5mm以下 5,500円/1㎠ 22,000円(税込)
(治療回数は状態により異なります )
広範囲に点在するしみ


施術の説明:光エネルギーで、しみ、くすみ、にきび跡、そばかすなどを改善し、美肌・美白を目指す治療です。
施術の副作用(リスク):赤み、熱感、腫れ、痒み、乾燥、色素沈着、火傷、水疱形成などの可能性があります。
施術の価格:両頬+鼻 1回 44,000円/3回 118,800円/5回 176,000円(税込)
(治療回数は状態により異なります )
しみの治療方法
ピンポイントのしみ治療について
シロノクリニックでは、正常な皮膚にはほとんど吸収されない安全なレーザー治療または光治療で、化粧品成分が届かない皮膚の深い部分に存在するしみのメラニン色素だけを選択的に取り除いていくことが可能です。レーザーまたは光を照射するのはほんの一瞬ですが、治療後に反応したメラニンが肌の表面に現れてかさぶたのような状態になります。そして、このかさぶたのようになった箇所は、5~7日程度で毎日の洗顔を重ねるうちに自然に剥がれ落ちます。その後、1ヶ月程度の間は、かさぶたの下に新しいピンク色の肌が現れます。ピンク色の肌は徐々に周囲の肌色に馴染んでいきます。治療時の痛みは、輪ゴムでパチンと皮膚を弾いたような感覚です。お痛みに弱い方は、テープの麻酔やオリジナルのクリーム状の麻酔を使用しますので、ストレスなく治療をお受けいただくことが可能です。
広範囲に点在するしみ治療について
波長の広い光治療により、細かく点在するしみやくすみをまとめて解消していくことが可能です。照射に反応したメラニン(しみ)は、ゴマのように肌表面に浮かび上がっていきます。1週間程度で、洗顔等により気づかないうちにポロポロと剥がれ落ちていきますのでご安心ください。照射時の痛みはフラッシュをたかれたような感覚だけでほとんど痛みはなく、治療直後からメイクが可能です。肌に傷をつける治療ではないため、日常生活への支障は一切ありません。また、光治療は、回数を重ねるごとに肌のトーンが上がっていき、熱作用により肌のハリの改善や毛穴の引き締めにも効果的という特徴があります。
肝斑(かんぱん)治療について
レーザー治療は肝斑を濃くしてしまうと言われてきました。レーザーで行う肝斑治療で最も重要とされることは、「レーザーが照射される形」です。これまでのレーザーは、照射径内の中心部のエネルギーが一番高く、端にいくにつれてエネルギーが弱くなるという照射上の特徴がありました。これがどのように肌に影響するかと言いますと、エネルギーが強すぎる中心部で炎症を起こしてしまい、結果的に肝斑を悪化させてしまいます。また、中心部から外れた端の部分では逆にパワーが弱すぎて効果が得られません。そのため、これまでのレーザー機器を使用した治療は、肝斑に不向きでした。
これを解消すべく誕生したのが、Qスイッチヤグレーザー(メドライトC6とも言います)です。Qスイッチヤグレーザーは照射径内のパワーを均一に調整し、その上パワーにムラがなく、安全かつ効果的な肝斑治療を行えるようになりました。肝斑は炎症が起こると悪化するため、炎症を起こさない程度にレーザーを照射し、肌の中に滞留しているメラニンに対し選択的にエネルギーを与えて、少しずつメラニンを破壊して薄くしていきます。
Qスイッチルビーレーザー
適応 【老人性色素斑】【そばかす】【あざ】
治療の特徴
さまざまなしみやあざを治療する強力なレーザー治療器です。シロノクリニックでは、The Ruby Z1(ザ・ルビーZ1)を採用しています。
このレーザー光は、特定の色素に反応し、吸収される性質があり、色素と正常組織の吸収に対して、最もバランスの良い波長であるため、周囲の正常な皮膚・血管を傷つけることなく、皮膚内部のメラニン色素のみを安全かつ効果的に破壊します。また、The RubyZ1独自技術「カライドスコープ(特許取得)」を搭載することにより、多角的な照射面に均等な強度のネルギーを与えることができるため、照射漏れや重ね射ちによる色素脱失などの治療にムラがなく確実な治療効果が得られます。
The Ruby Z1は、しみやあざの種類に合わせて、Qスイッチとノーマルパルスを選択することができます。
Qスイッチモード
強力なエネルギーで皮膚の深い部分(真皮)にあるメラニンを破壊します。このQスイッチは、レーザー光線の発生を止めるシャッターのような装置で、5千万分の1秒(20nSEC:20ナノセカンド⇒10億分の20秒)という極度に短い時間で動作します。フラッシュランプの発光中は、レーザー光線の発生を抑え、発光が終わると同時に作動させ、光が媒体を通過できるようにして、急激にレーザー光線を発生させる仕組みです。照射時間が非常に短いため、皮膚に傷を残しません。
ノーマルパルスモード
真皮へダメージを与えずに、皮膚の浅い部分(表皮)をかさぶた化させます。Qスイッチモードに比べてマイルドな治療を行うことができます。
The Ruby Z1は、この2種のモードを使い分けて、侵襲の少ない治療を行います。
効果
周囲の正常な皮膚を傷つけることなくメラニン色素のみを効果的に破壊します。レーザー光に反応したメラニンは肌の表面に現れてかさぶたとなり、かさぶたがはがれ落ちると、あたらしく出てきたピンク色の皮膚が徐々に周囲の肌色に馴染み、しみを解消していきます。
副作用
赤みや腫れ、痛み、痒み、熱感、乾燥、色素沈着などが一時的な反応として生じ、数日残る可能性があります。半数以上に現れる二次性色素沈着は、数か月かけて徐々に軽減していきます。(軽減する期間は皮膚の性質や体質などにより異なります)
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フォトシルクプラス
適応 【老人性色素斑】【そばかす】【肝斑】【色素沈着】
治療の特徴
フォトシルクプラスは、数あるしみ取り治療器の中で最も人気があり、さまざまな肌トラブルの改善に有効な光治療器です。レーザー光と違い幅広い波長を持ち合わせているため、特定のターゲットのみならず、あらゆる肌トラブルに効果を発揮します。しみ、そばかすの原因であるメラニンだけでなく、血管やにきびの赤みに対しても吸収されるため、炎症性のにきびやにきび跡の赤みなどの改善、コラーゲン増殖によりハリ・ツヤの改善、産毛が減る効果もあります。
他の光治療器と比べ、水分への吸収を防ぐことのできる波長のため、やけどを起こしにくく、安全性が高いのが特徴です。そのため、皮膚の薄い手の甲のしみなどにも照射することができます。
肌への負担が少ないため、ガーゼやテープで保護する必要がなく、治療当日のメイクも可能です。
フラッシュをたかれたような眩しさを感じますが、痛みはほとんど感じず治療を受けていただけます。
効果
広範囲のしみ、そばかす、くすみ、炎症性のにきび、にきび跡の赤み、小じわ、毛穴の開き、ハリ・ツヤの改善、産毛の脱毛効果などあらゆる肌悩みに効果的です。さらに、今あるしみだけでなく、肌の奥深くに潜むしみ予備軍の発生を予防することもできます。照射後、光に反応したメラニンはかさぶたのように浮かび上がり、3~7日程度で剥がれ落ちます。回数を重ねることで肌のトーンが上がり、透明感のある肌へと蘇ります。
副作用
赤みや腫れ、熱感、痒み、乾燥、色素沈着などが一時的な反応として生じ、数日残る可能性があります。
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炭酸ガスレーザー
適応 【脂漏性角化症】
治療の特徴
炭酸ガスレーザーの波長は、色に関係なく吸収され、特に水に吸収されやすい性質を持っています。そのため、皮膚に照射する約99%は皮膚組織内の水分に吸収されますが、その時に熱を発生し、この熱が一瞬のうちに組織を気化・蒸散させます。組織周辺の血液は瞬間的に凝固するので、ほとんど出血することなく取り除くことができます。盛り上がりのあるしみ(脂漏性角化症)、ほくろ、いぼ、にきびなどの治療に有効です。
効果
盛り上がりのあるしみに対し、数秒ほどレーザー光線を当てることで組織を蒸散させたり、炭化させたりします。周辺組織への熱による損傷が比較的少なく、治療部位だけの組織を蒸散させることができます。治療後、肌色のテープ(デュオアクティブ)で保護し、かさぶたが形成されて1週間前後で剥がれていきます。その後、一時的な色素沈着を伴い徐々に解消されていきます。
副作用
赤みや腫れ、痛み、痒み、熱感、乾燥などが一時的な反応として生じ、数日残る可能性があります。
半数以上に現れる二次性色素沈着は、数か月かけて徐々に軽減していきます。(軽減する期間は皮膚の性質や体質などにより異なります)
アキュチップ
適応 【老人性色素斑】【そばかす】
治療の特徴
従来の光治療器では反応しにくかった色素の薄いしみやそばかすをピンポイントで改善していく光治療器です。周辺組織にダメージを与えることなく、メラニンやヘモグロビンに効率よく吸収され、破壊していきます。6.35ミリの微小ヘッドにより、しみやそばかすに対してピンポイントにスポット照射を行います。クーリング機能を搭載し、照射スポットを冷却しながら治療を行うため、痛みの心配はありません。肌への負担が少ないため、ガーゼやテープで保護する必要がなく、治療当日のメイクも可能です。
効果
目もとのしみ、色素の薄いしみ、そばかす、にきび跡の赤みにピンポイントで照射することができます。1回の照射で約60~70%薄くなり、2~3回照射を繰り返すことで高い満足度をご実感いただけます。照射後数日で薄いかさぶたになり、1週間程度で自然と剥がれ落ち、その後、通常の肌色へ戻ります。(個人差や状態により回数・期間は異なります)
副作用
赤みや腫れ、痒み、熱感、乾燥など一時的な反応として生じ、数日残る可能性があります。
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Qスイッチヤグレーザー
適応 【老人性色素斑】【そばかす】【色素沈着】【肝斑】【あざ】
治療の特徴
Qスイッチヤグレーザーは、元々アメリカでタトゥー除去レーザーとして開発されたもので、皮膚の深い部分にある異常色素を除去することのできるレーザーです。Qスイッチとは、従来のレーザー機器よりはるかに高出力なパワーを非常に短い時間で照射することができるため、正常な組織へのダメージを最小限に抑えながら高い治療効果を得ることができる治療器です。
2 つの照射モードを搭載し、皮膚の浅い部分にある老人性色素斑やそばかすなどの色素疾患と、あざなどの深い部分にある色素疾患にそれぞれ波長を変えて治療を行います。
これまで治療が難しかった肝斑には、波長1064mmの「レーザートーニング」という照射モードを使用します。Qスイッチヤグレーザーは他の治療器とは異なり、均一なパワーで照射することができるため、炎症を悪化させることなく、皮膚の中に滞留しているメラニンを少しずつ壊していくことで安全な治療が行えます。
効果
老人性色素斑やそばかす、扁平母斑、カフェオレ斑、ベッカー母斑などの表在性色素斑には波長532mm、真皮メラノサイトーシスや太田母斑、蒙古斑、タトゥー除去などの深在性色素疾患には波長1064mmを選択して治療を行います。レーザートーニングモードでは、肝斑や開いた毛穴、くすみに効果的なうえ、産毛除毛効果も期待できます。回数を重ねるごとに角質が柔らかくなり、透明感のある輝いた肌へと導きます。
副作用
赤みや腫れ、乾燥、熱感、痒み、化膿など一時的な反応として生じ、数日残る可能性があります。
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ヤグレーザーピーリング
適応 【肝斑】【色素沈着】
治療の特徴
ヤグレーザーピーリングは、反射作用による皮膚表面のピーリング効果と、透過作用による深部に熱を届ける効果があります。反射作用は皮膚表面の古い角質を剥がれやすくするため、肌の新陳代謝を正常に戻します。また、透過作用では、長い波長を持ち合わせるため、皮膚深部までレーザーが届き、コラーゲンの増殖を促し、肌にハリを与えます。それにより、肌のハリやキメが改善し、気になっていたほうれい線(口もとのしわ)や目もとのしわまでも軽減させます。さらにリフトアップ効果も得られます。照射時の痛みはなく、あたたかい感覚だけです。肌へのダメージが非常に少ないため、治療当日からメイクが可能です。
また、1,064nmという波長はヘモグロビンに吸収される性質を持つため、血管をじんわり全体的に包んで血流を弱め、凝固させて浮き出た毛細血管を目立ちにくくさせます。レーザーが吸収されると血管内で熱を発し、ヘモグロビンを破壊するため、線状の赤みを引かせることが可能です。メラニンへの吸収が少ないため、皮膚へのダメージを与えずに治療を行うことができます。
効果
肝斑は寛解、再燃を繰り返す、根治の難しいしみです。ヤグレーザーピーリングは、肝斑に刺激を与えずマイルドに作用し、新陳代謝促進作用、コラーゲン増殖効果でメラノサイトの機能を調整します。ヘモグロビンへの吸収にも優れているため、炎症を抑制しながら肝斑を薄くしていくことができます。
副作用
赤みや腫れ、乾燥、熱感、痒みなどの一時的な反応として生じ、数日残る可能性があります。
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ダイオードレーザー
適応 【色素沈着】
治療の特徴
ダイオードレーザーは、低出力レーザーで、照射時の痛みや組織を傷つける心配は全くなく、非常に安全性の高いレーザーです。水分や血液に吸収されにくく、皮膚深部にまで到達し、細胞レベルでの新陳代謝の活性化をおこないます。
効果
新陳代謝の活性化や血行改善、末梢神経の鎮静化、免疫力正常化、自己治癒力を高める効果があります。新陳代謝の活性化により、傷跡を早く治したり、腫れ・痛み・痒みの改善、色素沈着を薄くしていくなど、強いダメージを受けた皮膚の炎症を抑制し、鎮静していきます。
副作用
赤みや痒みが一時的な反応として生じ、数分~数時間残る可能性があります。
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院内処方薬
しみ治療経験豊富な医師が、しみの改善に有効な内服薬・外用薬をお一人おひとりの症状に合わせて処方します。レーザー治療のみならず、予防、改善、治療効果を高めるアフターケアなどさまざまな観点からしみを改善へと導きます。
治療後の徹底したアフターケアと予防の提案
レーザー治療は、レーザー照射を当てて終わりということではありません。保湿やUVケア、美白剤の使用など、治療後のアフターケアをいつのタイミングでいかに丁寧に正しく行っていくかで、効果や仕上がりに明確な違いが生じます。
シロノクリニックでは、「保湿」や「UVケア」といった基本のアフターケアだけでなく、豊富な治療経験に基づき、しみの種類によって異なるアフターケアをご提案しています。
とくに強いレーザーを照射した後は、レーザーに反応したメラニンかさぶたとなって剥がれ落ち、そのあとにピンク色の新しい皮膚が現れます。この新しい皮膚が、周りの肌の色に自然と馴染むまでのケアの仕方で再発を防げるかどうかが決まってきます。アフターケアをしっかりと行うことで、しみを作らない、作らせないように予防していくことが可能です。
UVケアや正しいスキンケアだけでなく、ストレス解消、適切な時間の睡眠、食事についての正しい知識も大切です。シロノクリニックでは、医師や看護師がしみの予防についてもガイダンスしています。治療後も不安なことはいつでもご相談いただけます。
創傷保護テープ(デュオアクティブ)を使用する理由
外傷や手術後の創傷、褥瘡(床ずれ)など、さまざまな原因で生じた創傷に対する治療には、湿潤環境(水分が多く湿った状態)での適切な処置を行うことが推奨されています。適応に応じたさまざまな創傷被覆材が臨床現場で使用されています。
ハイドロコロイド・ドレッシング材は代表的な創傷被覆材で、その一つであるデュオアクティブは、真皮層までの創傷に対する適応を持ち、保護、湿潤環境の維持、治癒の促進、疼痛(ずきずきとした痛み)の軽減効果があります。強いレーザー治療後に、このデュオアクティブを照射範囲に貼ることで、外部からの細菌の進入を予防し、紫外線からも保護します。また、湿潤状態のため自然治癒力を促すことで、出力の強いレーザーを照射した部位の跡が残りにくく、予後をきれいに仕上げていくことができます。

院内処方薬が必要な理由
炎症止めや美白剤の外用薬を処方しています。また、トラネキサム酸、ビタミンCなどの内服薬の服用も合わせて処方します。外用と内服を一緒に行っていくことで、レーザー治療の効果を高め、しみ、肝斑の新たな発生を予防していきます。
しみ治療の副作用・リスク
治療に対する反応には個人差が大きく、体質などによっては治療後に副作用(色が濃くなる2次性色素沈着や瘢痕化、化膿など)があり得ます。
年齢、性別、人種、部位、皮膚の状態によってもそれぞれの効果の発現性や副反応が異なり、同じ治療をしても、治る時間や過程、反応の程度、合併症のあり方などが異なります。また、治療の回数や期間、改善・回復等は、病変部の深さや、部位、年齢、性別によっても異なり、治療は予想以上に長期にわたる場合もあります。
治療費
Qスイッチルビーレーザー・炭酸ガスレーザー(ピンポイントのしみ・そばかす・色素沈着)
方法・範囲 | 料金(1回) |
---|---|
直径5mm以内 | 5,500円(税込) |
面積(1cm×1cm) | 22,000円(税込) |
フォトシルクプラス(広範囲のしみ・くすみ・そばかす・にきび跡・毛穴の黒ずみ)
方法・範囲 | 料金(1回) | 料金(3回コース) | 料金(5回コース) |
---|---|---|---|
頬+鼻 | 44,000円(税込) | 118,800円(税込) | 176,000円(税込) |
顔全体 | 66,000円(税込) | 178,200円(税込) | 264,000円(税込) |
首 | 44,000円(税込) | 118,800円(税込) | 176,000円(税込) |
頬+鼻+首 | 66,000円(税込) | 178,200円(税込) | 264,000円(税込) |
顔全体+首 | 88,000円(税込) | 237,600円(税込) | 352,000円(税込) |
両手ひじ上 ※1 | 66,000円(税込) | 178,200円(税込) | 264,000円(税込) |
両手ひじ下 ※2 | 66,000円(税込) | 178,200円(税込) | 264,000円(税込) |
両手の甲 ※3 | 44,000円(税込) | 118,800円(税込) | 176,000円(税込) |
※1~3のセット | 132,000円(税込) | 356,400円(税込) | 528,000円(税込) |
背中1/2 | 99,000円(税込) | 267,300円(税込) | 396,000円(税込) |
背中1/4 | 66,000円(税込) | 178,200円(税込) | 264,000円(税込) |
両ひざ下:前面 | 88,000円(税込) | 237,600円(税込) | 352,000円(税込) |
両ひざ下:後面 | 88,000円(税込) | 237,600円(税込) | 352,000円(税込) |
両ひざ下:全周 | 13,200円(税込) | 356,400円(税込) | 528,000円(税込) |
アキュチップ(ピンポイントのしみ・そばかす・にきび跡)
方法・範囲 | 料金(1回) |
---|---|
1照射 | 2,750円(税込) |
よくあるご質問
Q. しみは、1回の治療で取れますか?
A. 診察しなければ明確な回答はできませんが、薄いしみができてから年数が経っていなければ、1回の治療でほぼ取れます。濃いシミでも、強いレーザーならば1回~数回の治療で大半は取ることができています。
Q. しみの治療時に痛みはありますか?
A. 痛みの程度は、レーザーの種類によって変わります。高出力のレーザーは、レーザー照射時に皮膚を輪ゴムで弾かれたような感覚がします。
Q. しみの治療後すぐに、メイクはできますか?
A. 強いレーザー治療の場合は、治療部位のみ1週間程度お控えください。フォトシルクプラスのような光治療の場合は、治療直後から、お顔全体のメイクが可能です。
Q. しみの治療後、治療部位にガーゼを貼りますか?
A. 目立つガーゼで保護することはありませんが、強いレーザー治療の場合のみ皮膚の回復を早める肌色の特殊なテープを貼る場合があります。大きさは治療範囲を覆う程度です。
Q. 妊娠中でも、しみの治療はできますか?
A. 40年以上に及ぶレーザー治療の歴史の中で、重篤な副作用は報告されていません。レーザー治療が胎児に影響を与えることはないといわれていますが、できるだけ出産後に治療を受けられることをお勧めします。なぜなら、妊娠中は黄体ホルモンの影響でシミが出やすい状態にあり、痛みにも敏感になっていることが多いからです。
Q. しみの治療の副作用はありますか?
A. レーザー光線というと、X線のようなものを想像されるかと思いますが、医療用レーザーは赤外線、可視光線の中からある特定の波長を選び出してつくられた人工的な光線です。紫外線や放射線、X線などの有害光線とは全く異なります。熟練した医師の下で正しく使われている限り、人体に害を及ぼすような副作用はありません。
Q. しみの治療で、傷ができることはありませんか?
A. 治療の際に、出血したり傷跡が残ったりすることはありません。レーザー光線はX線やガンマ線などと違い、赤外線・可視光線領域の非常に安全な波長の光なので、人体に対する副作用の心配もありません。
Q. アレルギー体質なのですが、しみのレーザー治療を受けることはできますか?
A. まったく問題ありません。アレルギー体質はケロイド体質と違い、傷の治りにそれほど影響を与えません。ただし、皮膚炎が悪化しているような場合は、慎重に治療を行う必要があります。皮膚炎を治してから、レーザー治療を受けることをお勧めしています。
Q. しみのレーザー治療を受けたことで、ガンになることはありませんか?
A. レーザー光線は、放射線・X線などの有害光線とは全く違うものです。40年以上に及ぶレーザー治療の歴史の中で、レーザーが原因でガンになったという報告は、世界中で1例もありませんのでご安心ください。
監修医師

院長 徳永 真理 Mari Tokunagaシロノクリニック 銀座
経歴
- 2006年東京女子医科大学医学部卒業、同年 東京大学医学部付属病院研修(内科、皮膚科)
- 2008年シロノクリニック入職
- 2015年シロノクリニック銀座院 院長に就任
所属学会・資格
・日本レーザー医学会認定医
・日本美容皮膚科学会
・日本抗加齢医学会専門医
その他
・サーマクール認定医
・ウルセラ認定医
・ドクターシーラボ開発顧問&認定医師
代表医師

総院長 城野 親德 Yoshinori Shironoシロノクリニック 恵比寿
経歴
- 1988年慶應義塾大学医学部卒業
- 1995年シロノクリニックを開業・総院長に就任
- 1999年ドクターシーラボを設立し、取締役会長に就任
- 2008年企業家ネットワーク 第10回年間優秀企業家賞を受賞
所属学会・資格
・日本レーザー医学会
・日本形成外科学会
・日本抗加齢医学会
・日本皮膚科学会
・日本美容皮膚科学会
・日本美容外科学会
その他
・サーマクール認定医
・ウルセラ認定医
しみを防ぐための日常のケア
UVケア
しみを作らないスキンケアの基礎は、紫外線対策と保湿が一番大切です。そのため、UV効果のある化粧品、日焼け止めを使うことは絶対的です。そして、このUV化粧品にSPFやPAという表記があります。この表記が何かご存じですか?
SPF:肌に炎症を起こし、しみ(色素沈着を)起こす原因となる紫外線「UVB」を防止する効果の程度を表した「数値」です。
※SPF=「1」で20分の日焼け止め防止効果があることを示します。「SPF 30」と書かれていた場合、30×20分=600分→約10時間程度の紫外線防御効果が期待できます。
PA:肌を紫外線から守るために肌を黒く(日焼け)する働きと皮膚の奥深くに侵入する「UVA」を防御する効果の程度を表した「記号」です。
※防御する目安
PA+:UVAを防御する効果がある
PA++:かなり高い効果でUVAを防御する
PA+++:非常に高い効果でUVAを防御する
「SPF」や「PA」の数字や「+」が多いほど紫外線対策効果が高いと思ってしまいがちですが、実は違います。これらの数値は、紫外線を浴びて日焼けが始まるまでの時間を、UVクリームを塗っていない時と比べてどれだけ日焼けが始まるのを遅らせることができるか、という目安に過ぎません。
UVクリームをしっかりと塗ったからといって、安心はできないことを覚えていてください。日傘、帽子も必需品です。また、UVクリームは、SPFやPAの値が高いほど肌への負担が大きくなり、しみの原因になる「乾燥」を招いてしまいます。塗りすぎで肌にダメージを与えてしまう場合があります。UVクリームの正しい塗り方、使用量なども、積極的にしみ治療を行っているクリニックの医師または看護師にご相談されると良いでしょう。美容皮膚科、皮膚科では、スキンケアのカウンセリングを行っているクリニックが多いと思います。スキンケアでわからないことは、積極的にかかりつけのクリニックに相談しましょう。
冬でもUVケアをしっかり行ってください。冬は保湿効果のあるUVクリームがお勧めします。夏用のUV化粧品は、汗に強く、落ちにくく出来ています。落ちにくい化粧品はそれだけで肌に負担となり、肌を乾燥させます。冬のUVケアは保湿成分の入っているタイプ、または、化粧下地にもなるタイプが良いでしょう。ご自身の肌質に合うものを選ぶのは当然のことですが、季節にあった正しいUVケアも大切。次のしみを作らない重要なポイントなのです。
安心してご来院ください
治療は痛くないですか?
シロノクリニックでは、独自に研究開発したオリジナルの塗る麻酔をはじめ、ブロック麻酔、導入麻酔、冷風機によるクーリングシステム(冷却法)、鎮痛剤など各種ご用意しております。美しくなることに伴う苦痛を取り払い、快適な美容医療を実現します。
安全ですか?
定期的な医療機器の整備と、安全性の実証された薬剤の提供。患者さまの肌に触れるものはすべて滅菌・消毒することで、クリーンな環境で安全に治療を受けていただけるよう、徹底管理しています。さらに、リラックスできるアロマの香りなどで、患者さまが居心地よく過ごせるよう常に配慮していきます。
初めてなので不安です…
シロノクリニックではカウンセリングをとくに重視しています。お悩みをじっくりとお聞きし、経験豊富な医師が症状を的確に診断します。お一人お一人のお悩み・症状に合った治療をご提案し、無駄な治療をお勧めすることは一切ありません。どんなことでもお気軽にご相談ください。
本当に治るのですか?
治療は、「結果」で応えるものです。シロノクリニックでは、すべての治療をまず複数の医師が体験し、患者さまにとって何が一番いい治療なのか議論を重ね、治療メニューを決定しています。言葉の奥に秘められた患者さまのお悩みを理解し、いかに解決できるかを考え、ベストを尽くします。